広報活動において、コンテンツの制作は欠かせないもの。そのコンテンツが読まれるか読まれないかは、アイキャッチで決まると言っても過言ではありません。そこで今回は、非デザイナーでもできる、効果的なアイキャッチの作り方をご紹介。MICHIYUQの発信をデザインの側面から支援する、デザイナー石川と丸山の対談形式でお送りします!
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「せっかくのコンテンツが読まれない…」そんな事態を避けるために

広報の業務では、プレスリリースやブログ、メルマガ、動画などさまざまなコンテンツを制作します。しかし、コンテンツの内容は良くても「見た目」の印象で読まれない、見てもらえないことがあります。その大きな要因がアイキャッチの良しあしです。記事が読まれるかどうか、メルマガに目を止めてもらえるかーーそれほどアイキャッチ画像やタイトルは重要なんですよね。石川さんは、アイキャッチ制作の際に心がけていることはありますか?



そうですね。私は、コンテンツの目的をできるだけ汲み取り、それを反映したデザインを心がけています。届けたい内容を正しく理解していなければ、デザインも的外れになり、受け手に響きません。
丸山さんはデザイナーに制作を依頼する時点で、企画の背景や目的など、こちらが知りたい情報を漏れなく共有してくれますよね。


(ゴシック系で視認性が高いフォント、イメージできるシンプルなイラスト希望。ある程度型化して、色味やイラストを変えていく形でいきたいと依頼して作成してもらったコラムのアイキャッチ画像)



デザイナーとしても依頼者と共通のイメージを持つことはとても重要です。そのため、参考画像を送ってもらうのは非常に効果的な方法だと感じます。これは、デザイナーに依頼せず、非デザイナーがアイキャッチを作る際にも活用できる考え方だと思います。
非デザイナーが効果的なアイキャッチをつくるポイント3つ



最近では、Canvaなどを使って簡単にアイキャッチが制作できますよね。非デザイナーでも効果的なアイキャッチをつくる具体的なTIPSがあれば教えてください!



大きな工程は3つ。1.レイアウトの設計(背景の選定)、2.タイトル付け、3.イラストの挿入に分けられると思います。それぞれに対してポイントをお伝えしますね。
1.レイアウトの設計



レイアウト設計では、「誰にどんな印象を持ってもらいたいか」をデザインに反映させることが大切です。たとえば、ビジネス向けのイベント告知なら黒やブルーを基調とした背景にしたり、女性向けの商品紹介なら、柔らかい色使いを意識します。
一からアイデアを出さなくても、Canvaで「サムネイル」と検索すると参考になるデザインテンプレートが出てくるので、活用することで、効率よくクオリティの高いアイキャッチを作成できます。


(デザイン検索で「サムネイル」と検索し、近しいレイアウトイメージを決定)



ちなみに、このメルマガは経営者や広報の方向けにお届けしているので誰にでも受け入れられやすいアイスグレーを基調とした背景を採用しています。また、シリーズ化を見据え、汎用性の高いデザインを意識し、全体の構成要素は、左上のタイトルと右下のイラストのみというシンプルな設計にしました。
2.タイトルの挿入



タイトルのつけ方で大切にすべきポイントはありますか?



ここでも、まずは自分ごと化してもらうことが重要なので「誰向けのコンテンツか」が一目でわかるようなタイトルづけをしています。たとえば、広報戦略に関するメルマガは「広報初心者」の方を対象としていたので、初心者というキーワードを追加。初心者マークのイラストも挿入することで、視覚的にもわかりやすくしました。
文章タイトル:広報戦略はどうつくる?最初に取り組むべき3つのステップ
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アイキャッチタイトル:〜2025年初心者も必見!超シンプル〜
広報戦略3つのステップとは



また、「何が書かれているか」を強調するために、文字の大きさにメリハリをつけています。文字数を減らし、フォントの種類を統一することで、シンプルながらも目を引くデザインになります。



なるほど。たしかに、広報戦略という文字にも目がいきますよね。ここまで文字を目立たせるのは、素人には勇気がいるかもしれません!フォントの選び方で押さえておくべきポイントはありますか?



特別な意図がない限り、ビジネス系のアイキャッチでは、視認性が高く、幅広いデザインに馴染むゴシック体を使用するのが無難です。「セザンヌ」のような直線的でありながら柔らかさのあるフォントも使いやすいですよ。
3.イラストの挿入



イラストはどのように選んでいますか?



最近はフリー素材サイトも充実していますが、私はおもにCanva内の素材を活用しています。



コンテンツのテーマやタイトルに適したイラストを見つけるのは、思いのほか難しいんですよね。



そうなんですよね。イラストはデザイン全体を印象づけるため、慎重に選びたくなりますよね。そんな時は、タイトルに含まれるキーワードをもとに素材を検索することがおすすめです。
たとえば、「広報戦略」がテーマの場合、「戦略」「目標達成」といった関連ワードで検索すると、イメージに合ったイラストが見つかりやすくなります。


(素材検索で「目標設定」と検索し、タイトルと親和性の高いイラストを選定)



なるほど。抽象的なキーワードで検索しても、コンテンツと親和性の高いタイトルが見つかるものなのですね。参考になります!
デザイナーおすすめ!Canvaの最新活用術



最後に、Canvaを使用する中で、特に便利だと感じた機能があれば教えてください!



さまざまな機能がありますが、特に便利なのが画像生成機能を活用したAI背景の作成です。
たとえば、アイキャッチを制作する際に特定の写真を使用したい場合、写真のサイズが足りず、背景を一から作成しなければならないことがあります。そんなときでも、Canvaの「Magic Edit」機能を使えば、不足している部分をAIが自動で補完し、自然な背景を生成してくれるんです。



それは便利な機能ですね!
社内にデザイナーがいない会社では、広報担当者が自身でアイキャッチを作成するケースもあるかと思います。基本的なデザイン知識を押さえた上で、デザインツールを駆使すれば、効率的にクオリティの高いアイキャッチを制作できそうですね。なお、Canvaで作成したデザインは商用利用も可能なため、自社ブログやSNS、広告バナーなど、幅広いビジネスシーンで安心して活用できます。



広報活動には欠かせない自社のコンテンツ発信。より多くの人に届けるためにも、効果的なアイキャッチを追求していきたいですね。